電位依存性カルシウムチャネルの構造 Ca2+チャネルの中心機能は、α1サブユニットが担っている。α1サブユニットは、10種類(AからIおよびS)が知られている。チャネルは、4つの相同ドメイン(I-IV)で構成されている。各ドメインは、6つのセグメント(S1-S6)から成り、S4セグメントが電位センサーとして働く。βサブユニットは、4つ(β1-β4)知られており、α1サブユニットと相互作用をすることにより、チャネルの性質(開口確率や電位感受性など)を変えている。γサブユニットは、骨格筋のL型チャネルにあり、4つの膜貫通部分をもつ糖蛋白質である。α2とδサブユニットは、1つのmRNAから翻訳され、S-S結合により結合される。α2サブユニットは、細胞外に存在する糖蛋白質であり、Ca2+チャネル分子の細胞膜への移行や安定性に関係している。δサブユニットは、膜を貫通しており、電位依存性の活性化や不活性化の調節をしている。(Sigma、イオンチャンネルを改編) 2003/3/30 |
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